便秘を解消し、人には人の快便を!お薬に頼らない「排便コントロール」の大切なポイント

      2018/10/25

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おはようございます。 

笑う角には福来たる。

笑わせ介護士の八福です。

 

今日は、「排便コントロール」のお話をしたいと思います。

 

いきなり不躾な話で申し訳ないのですが、あなたは快便ですか?それとも便秘気味?はたまたお腹が緩くて悩んでいる方ですか?

 

この「排便コントロール」のお話は、なにも高齢者に限った話ではありません。

若い我々世代でも悩まされる「お通じ」の話ですからね、参考になる所はあると思います(^_-)

 

 

なぜ快便できないのか?高齢者を取り巻く排便事情

介護施設で働いていると、必ずといっていいほど神経質になるのが、この「お通じ」の問題です。

 

高齢の方は、本当に快便される方が少ないです。

 

ではなぜなのでしょう?

 

お医者さんに聞くと、きっともっと理由はあるのでしょうが、私が日々介護をする中で感じるのは、

 

 

・水分

・運動

・座位姿勢

 

 

というポイントが挙げられます。

 

水分の問題

とにかく、高齢者は水分摂取が少ないです。逆に疾病などの理由から、飲み過ぎるほど飲まれる方もおられますが、大体はこちらがお勧めしても、スムーズには水分を摂ってくれません。

 

なにしろ汗をかくくらい動くという事が少ないですからね。仕方ないっちゃ仕方ないですよね?我々のように若くても、一日動かない日は、あまり喉も渇かず、お腹もあまり減らずですからね(;^ω^)

 

では、なぜ水分が少ないと便が出ないかと言うと、簡単に言うと、

 

便がカチカチ

 

だからです。

 

便はある程度水分で潤っているからこそ、スムーズに排泄されるのですが、カチカチだと、形が変形せずに、巧く流れてきません。

 

便秘がちな人であればわかりますよね?(;^ω^)

 

そんな理由からも、介護施設では、毎日水分量のチェックというものが欠かせません。

 

 

運動の問題

これも若い我々の方がよくわかりますよね?

 

振り返ってみれば、あなたが学校や仕事などで一日動き回った日と、休みで一日動かなった日を比べればわかり易いと思いますが、便の出方って微妙に違いますよね?

 

私は基本的に毎日快便の人間です。

 

でも、一日ほとんど動かなった日などは、やはり少々便秘気味になっています。

 

これが高齢者ともなると、さらに活動量は減ります。

 

自分で動ける人でも活動量は、若い我々に比べると少ないのに、ましてや寝たきりの人などは尚更です。

 

完全に寝たきりの人が、お薬や看護師の手を借りずに、自然に排便をするなんてことは、本当に稀です。

 

仮に、「うちでは寝たきりの人が、いつも自然に排便しているよ。」などの事実があるのなら、それはその人の腸が超人的に強いか、とっても素晴らしい介護をしているのだと思います。(^_-)-☆

 

 

座位姿勢の問題

普通は、「水分」、「運動」ときたら、次は「食物繊維!」と来るのだと思いますが、それは元気に動けている若い人であるからこそです。

 

要介護の高齢者の方々に限っては、ちょっと違います。(;^ω^)

 

「食物繊維」が関係ないという話ではないですよ。

もちろん「食物繊維」」も超重要です。

 

でもね、私の経験上、食物繊維を多く摂ったからって、出ないもんは出ないんです。(;^ω^)

 

そこで、何が大事かと言うと、

 

座位姿勢(ざいしせい)

 

なんですね。

 

あなたも一度試されてみてください。

寝たまま便を出そうとしたり、立ったまま便を出そうとしたり・・・。

 

まず、ムリですよね?(;^ω^)

 

便を出すには、出しやすい姿勢というものがあります。

人間の体の構造上、理にかなったメカニズムがあるのです。

 

人間の体には、起立性大腸反射というメカニズムが備わっています。

 

「そりゃ、便をする時は座るでしょ?」というのは当然ですが、座ること(寝ているのではなくて、体を起こすこと)によって、「排便をするぞ!」っていう信号を大腸へ送るという考え方が重要です。

 

介護施設での「排便コントロール」とは?

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私が介護施設に勤め始めて、経験してきた「排便コントロール」というものは、大体が、

 

「〇〇さん、排便がマイナス3日なので、下剤入ります。」

「△△さん、下剤でも便が出なかったので、今から摘便します。」

 

 

※マイナス3日とは、便が3日間出ていないという事です。

※摘便(てきべん)とは、肛門から指を入れ、便をかき出すことです。

 

などといった、看護師の手によってお薬の投与によって、強制的に排便を出すものでした。

 

あなたが介護施設に勤めているなら、まぁわかりますよね?

摘便の光景などは悲惨ですよね?(;^ω^)

 

下剤も種類によって色々とありますが、特に強い下剤を使用された場合には、入居者ご本人も、かなりの量の便を失禁する事が多く、不快な気持ちになり、また、それを処理する介護職員もかなりの労力を要しますよね。

 

そう、完全にLOSE―LOSEです。

 

 

適切な自然排便を促すためのポイントとは?

看護師の手やお薬による、「排便コントロール」というものがどういう事か、簡単に説明しましたが、わかって頂けましたか?

 

簡潔に言うと、

 

高齢者の体に負担をかけ、強制的に便を排出すること

 

なのです。

 

 

だからこそ、我々介護士の使命としては、出来るだけ、自然に気持ちよく排便してもらえるようなケアが必要になってきます。

 

まぁ、正直骨の折れる作業ではありますが、普段、下剤をバンバン使用されて、オムツの中でかなりの量の便を失禁されていた方が、介護士の努力により、トイレに行ってもらって失禁することなく、気持ちよく大量に排便されたりすると、「してやったり!」と介護士冥利に尽きる経験になりますよ(^_-)-☆

 

ということで、適切な自然排便を促すためのケアのポイントですが、上に書いたように、

 

 

・水分

・運動

・座位姿勢

 

 

に注力する事が大切だと私は思っています。

 

 

完全寝たきりの人をトイレにお連れするというのは、本当にアセスメントをしっかりとしないといけませんが、例えば、車椅子での生活で、少しは立てる人などは、かなりの可能性を秘めています。

 

水分ケアのポイント

水分に関しては、長くなるので、また別の記事にて書いていきますね。

 

 

運動ケアのポイント

運動については、まず、トイレ習慣というのが大切です。

 

朝起きてトイレに座る。朝食後にトイレに座る。午前中に1回座る。昼食後に1回座る。など、合計したら、かなりの回数の

 

立ち上がり→座り→立ち上がりの運動

 

をしているわけです。

 

これだけでも、だいぶ違ってきますよ(^_-)-☆

 

特に下肢は「第二の心臓」とも呼ばれますからね。こうやって反復運動をするだけでも、かなり下肢を動かしている事になり、血流も促され、いい事づくめです。

 

座位姿勢ケアのポイント

「この人、座っている姿勢も不安定だから、トイレに座らせるのは無理!」と安易に判断してしまう人も多くいます。

 

ですが、少しの工夫で座ってもらう事は可能になります。

 

トイレに座っての排泄は、重力の力もあり、入居者ご本人の負担もほぼなく、やはり、かなりの量の便が出ます。

 

でも、オムツ交換であると、一気に大量に排便するわけでもなく、何回も交換しないといけない。そして、便がおしりの肌に触れている時間が長くなるわけですから、皮膚トラブルの事も心配しないといけない。

 

それに比べたら、少々頭を悩ませても、断然、トイレで排泄する事の方が良いですよね(^_-)-☆

 

我々介護士は、

 

どうやったらトイレでの座位が保てるか?

 

にフォーカスして、尽力すべきだと思います。

 

目指すは、WIN―WINです(^_-)-☆

 

 

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