おはようございます。
笑う門には福きたる!
笑わせ介護士の八福です。
前回からの続きです。
介護業界における感情コントロールの必要性のつづき
感情コントロールという話ですが、まず製造業でのカッとなってやってしまった件の話をしました。(前回より引用)
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たとえば、製造業などであった場合、ラインなどに入っていて、上司にきつく言われたり、何か感情を抑えられない出来事があって、ついカッとなって、自分が携わっている製造物を力強く投げてしまった、、、
まぁ、これも社会人としては問題ある行動ですが、このシチュエーションの場合、簡単に言うと、その製造物が壊れた事と、その人個人が信用を失う程度の事実で済みますよね。
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しかし、それがもし介護業界であったとしたらどうでしょう?
想像してみて下さい。
あなたが介護現場で働いているとして、
ある利用者さんがいます。
認知症が少しあるとは言え、軽度であり、しっかりしている部分もあります。
その利用者からいきなり殴られました。
顔にツバを吐きかけられました。
歯形がクッキリ残るくらい嚙みつかれました。
あなたは冷静になる間もなく、つい反射的に殴り返してしまい、利用者にアザを作ってしまいました。
これって正当防衛?
と、思いたいですが、そうは思ってもらえないですよね?
世間の目は、介護者による、利用者への「虐待」
と言う事になるでしょう。
介護業界のポジション
虐待問題にうるさいこのご時世、
それがマスコミざたにでもなれば、
そう、その施設はもう終わりですよね?
簡潔すぎるほど簡潔に書きましたが、
これが前回書いた、「対人」「福祉」の仕事の恐ろしさです。
製造業などは、「商品」という間接的なものでもってお客さんに価値提供を行います。
だから、商品に益々の磨きをかけ、お客さんの信頼を得ていきます。そこで働く社員の顔なんて見えないですよね。
一方、介護業界は、製造業で言うところの「商品」というのは、、、そう我々介護職員です。
職員がそのまま商品となります。商品の良し悪しがお客さんの評価になります。だから、介護施設という所は、我々職員に磨きをかける必要があります。
その磨きをかけなきゃいけないものの最たる代表格の一つが「感情コントロール」です。
上記の説明で、なんとなくわかってはもらえると思いますが、次回にもう少しわかりやすく説明していこうと思います。
※つづく