おはようございます。
笑う門には福きたる!
笑わせ介護士の八福です。
前回、感情コントロールとイメージの話に触れました。
この仕事は、「対人」であり、「福祉」でしたね。
「対人」の仕事というもの
我々の仕事は「対人」の仕事であるからこそ、ついカッとなってやってしまった事が、お客さん(利用者)にダイレクトに伝わります。物などの商品のせいには出来ないのです。我々職員が商品ですから。
ずっと述べてきた利用者との問題のシチュエーションを思い出してほしいのですが、相手(利用者)が何をしてきたかに関わらず、職員が暴言や暴力行為に及んでしまったのであれば、それは「虐待」と捉えられます。虐待と捉えられてしまったら、つまり、、、
「虐待」 ≒ 「犯罪者」
という風に現在の社会風潮では捉えられてしまうという事です。
法的には厳密には区別があるのですが、法律と社会の目は違います。
法的に許されたからといって、世間には許してもらえないという事って多々ありますよね?
恐ろしすぎませんか?
被害を受けた方が警察に通報、マスコミに一報すれば終わりです。
前回にも書きましたが、「まさか自分が、利用者にこんな事をしてしまうなんて思いもしなかった、、、。」と後から反省しても遅いのです。
まぁ、対人の援助サービス業である以上、暴言を吐く・手を出してしまうなどの行為は絶対あってはいけない事で、虐待と捉えられるのは仕方ないですが、職員を守るセーフネットと言うかライフラインというか、そういうものが必要だなと感じますよね。
この業界がもっと目を向けないといけない事
だって、他の仕事で、顔を殴られる、顔にツバをかけられる、噛みつかれる、ウンチのついた手で掴んでこられるといった常識を逸脱した経験はないでしょう?どれだけ精神力のいる仕事かという事がわかりますよね?
この業界はただでさえ、“3K”と言われて有名なのです。
この業界の3Kって何でした?
①きつい
②きたない
③給料安い
でしたね。
ただでさえ、3Kなのだから、もっと職員のメンタルには配慮しないといけませんよね?
職員が利用者から何かしらの被害を受けて、話を聞いてもらえればまだマシですが、こういった被害を相談しても、「それを上手く対処するのが、介護のプロでしょ。」といったおバカな返しをする上司や先輩が多いです。
そういった怠慢さから、良い職員を逃してしまっているというのに・・・。それで、「介護の職員はすぐやめる。」というのは、お門違いです。そういう先輩方は相当楽をしたいのでしょうかね?頭の中お花畑の人が多いと感じざるを得ません。
もちろん立派な人も多くいらっしゃるんだと思いますよ。きっとそういう施設は職員は辞めないでしょうけどね(;^ω^)
これから介護業界へ行こうとしているあなたは、出来る限りそういう施設を見極めて探しましょう(^_-)-☆
認知症状のあるなしと虐待
また、この問題、相手に認知症などの症状がなく、判断能力があれば、その利用者の暴行罪になる可能性があります。
それが少しでも認知症などの医師の意見書なるものがあれば、「社会的弱者」として、法的に守られます。
時々います。
「あなたは本当に社会的弱者なの?」と言いたくなるような方も。
まぁ、それはさておき、次へいきます。
次回は「福祉」のイメージについて話します。
※つづく