おはようございます。
笑う門には福来る!
笑わせ介護士の八福です。
「死生観」について書いてきましたが、どうでしたか?
「長生き」という価値観も、条件が変われば変わってきますよね?
お年寄りの皆さんは、それだけ長生きしていると、我々若者よりはよっぽど価値観が変わるほどのかなりの条件(背景)をお持ちだということです。
つまり「長生き」に対する価値観はかなり多様であるという事です。
健康寿命と平均寿命
健康寿命と平均寿命という区別があるのを知っていますか?
という私も実は最近までよく知らなかったんですが・・・(;^ω^)
①健康寿命・・・元気に自立して過ごせる期間
②平均寿命・・・皆が共通の認識をしている、「寿命」のことです。
平均寿命の方は、男性が約80歳、女性が約86歳とはどこかで聞くことがあると思います。
しかし、健康寿命(元気に自立して過ごせる期間)は、男性が約71歳、女性が約74歳だということです。
不自由な期間(無念期間)
つまり、「体が自分の思い通りに動かない、人のお世話にならないといけない期間」が以下ぐらいあるということです。
単純に引き算して・・・
男性・・・9年間
女性・・・12年間
ということです。長いですか?短いですか?
皆が全てそうであるというわけではないですが、平均です。
男性は約9年間、女性は約12年間、自分の体が思い通りにならず、誰かの世話にならないといけない期間があります。
仮にこの期間を「無念期間」という風に定義したとしましょう。
(別にこんな呼び方はないんですよ。話の便宜上です・・・(;^ω^))
自分の未来を考えても、また目の前にいるお年寄りの事を考えても、我々人類の将来のQOLというものを考えるうえで、
①この無念期間をできる限り短くする。
②この無念期間に対する意味合いを変えていく。
という事を伝えていく事が大切であり、今後の我々介護士の使命でもあるのかなと思っております。
次回、この①②がどういうことなのかについて書いていきます。
※つづく