おはようございます。
笑う門には福来る!
笑わせ介護士の八福です。
前回、「平均寿命―健康寿命=無念期間」と勝手に定義し、人生のQOLを上げていくためには、
①この無念期間をできる限り短くする。
②この無念期間に対する意味合いを変えていく。
という考え方が大切だと書きました。
そのそれぞれについて、介護士として何をしていけば良いのかを書いていきます。
読みたい場所へジャンプ
①“無念期間”をできる限り短くする。
この無念な期間をいかに短くするかという事ですが、単純に、「健康寿命を延ばす」という事です。つまり、死ぬまで出来るだけ自分で出来る事が多いという事です。
介護の業界では、残存能力を活かすとも言いますね。
自立支援
時代は移り変わり、現在、介護業界では、「自立支援」という言葉がそこかしこで言われています。というか、この話は介護保険法にも定義されている話でもあるのです。
以下、介護保険法の条文です。
(目的)
第一条 この法律は、加齢に伴って生ずる心身の変化に起因する疾病等により要介護状態となり、入浴、排せつ、食事等の介護、機能訓練並びに看護及び療養上の管理その他の医療を要する者等について、これらの者が尊厳を保持し、その有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるよう、必要な保健医療サービス及び福祉サービスに係る給付を行うため、国民の共同連帯の理念に基づき介護保険制度を設け、その行う保険給付等に関して必要な事項を定め、もって国民の保健医療の向上及び福祉の増進を図ることを目的とする。 |
(国民の努力及び義務)
第四条 国民は、自ら要介護状態となることを予防するため、加齢に伴って生ずる心身の変化を自覚して常に健康の保持増進に努めるとともに、要介護状態となった場合においても、進んでリハビリテーションその他の適切な保健医療サービス及び福祉サービスを利用することにより、その有する能力の維持向上に努めるものとする。 |
と、このように定義されています。
つまり、我々は歳老いて、要介護状態にならないように、進んでリハビリや各種サービスなどを利用して、自身の健康維持に努める「義務がある」という事ですね(;^ω^)
そこで、我々介護士は、利用者さんのその能力(残存機能)を落とさないように、知恵を絞り、生活の支援をしていくわけです。
生活の支援といっても色々とありますが、メインは基本の3大介護というものです。
基本の3大介護
3大介護とは、以下の3つです。
①食事
②排泄
③入浴
この3つの充実が、健康寿命を延ばし、無念な期間を短くする為の肝と言えます。
この3大介護についても、いずれ書いていきます。
今日は、無念期間を短くする為の、3大介護と呼ばれる生活3大要素の充実について書きました。
次回は、②無念期間に対する意味合いを変えていく。について書いていきます。
※つづく