脱水症にならない為に!介護士が知っておかなければならないこと

      2018/03/12

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おはようございます。 

笑う角には福来たる。

笑わせ介護士の八福です。

 

 

今日は、脱水症にならない為に、介護士が知っておかなければならない事について書いていきます。

 

 

「脱水症」は高齢者には、とってもよくある事です。

だからこそ、もし施設などで、入居者さんが「脱水」などと言われたら、ある意味、介護士として恥を感じてしまいます。

 

 

(もちろん、入居者様の中には、とにかく水分摂取を拒み、介護士があの手この手をつくしても、摂取してくれない方もおられます。そういう場合は、しっかり医師・看護師などとも連携して、記録もしっかりと残します。そういった場合を除いての話です。)

 

 

 

脱水症とは?どの程度でなる?どんな症状が出る?

 

 

施設介護では、たぶんどこの施設も、一日の「水分摂取量」というものをチェックしていると思います。

 

朝の起床時にいくら、朝食時にいくら、10時頃にいくら、昼食時にいくら、などと、それぞれチェックして、各入居者様の1日の水分摂取量の合計を把握していると思います。

 

 

この1日の水分摂取量が著しく少ない人は要注意です。

 

 

 

こんな人は要注意!

 

食事もそれなりにとれていて、1日の水分も1000ml程度飲めていたら、まぁ、皆さんそこそこに健康に過ごされています(;^ω^)

 

でも、たまにおられるんです。

 

もう臨終が近い人を除いて、普通に生活している人で、食事もあまりとらず、1日に200~300ml程度の摂取の人が・・・(;^ω^)

 

介護士としては、なんとか脱水にさせないように!とあの手この手を尽くして、色んな飲み物や食べ物から水分が摂れるようなものを提供してみたりするわけですが、それでも頑なに拒否されるつわもの入居者さんがおられます(;^ω^)

 

 

 

脱水症の症状

 

脱水になると、下記のような症状が出ると、一般的には言われています。

 

・皮膚の乾燥

・口の中や唇の乾燥

・めまい、ふらつき

・傾眠傾向

・発熱

・排尿量の減少

・便秘

 

 

これらは、比較的初期の症状です。

 

これを放置し、重度化していくと、命の危険を脅かすことにもなり、介護の力ではどうにもできず、通院して点滴をしてもらうなどの必要性があります。

 

我々介護士としては、この初期の症状を見逃さず、そこに意識と力をフォーカスする必要があります。

 

ある入居者さんが発熱していた。「風邪かな?」と思うだけではなく、「水分量ってどんなだっけ?」と色々と思いを巡らす習慣が我々介護士には必要であるという事です。

 

 

高齢者の水分摂取の傾向

 

夏はよく「また独居老人が熱中症で亡くなった。」などと、高齢者の水分不足がメディアでも取り上げられているから理解しやすいと思います。

 

しかし、私が介護の現場で感じるのは、乾燥する冬場において、発汗する事も少ないためか、水分摂取量が落ちるという傾向です。

 

冬場に水分摂取量が落ちる!?

 

もちろん、ただでさえ空気が乾燥している季節ですので、この時期に水分摂取が少なくなると、皮膚トラブルは増えます。

 

 

そして、なにより恐ろしいのは、空気も乾燥し、体も乾燥しているわけですから、

 

感染症にかかりやすい!

 

という事ですよね?

 

インフルエンザやノロウイルスの流行るこの時期、入居者様の抵抗力に加えこの水分摂取量の少なさが感染症拡大に一役買っているのではないか?と思っています。

 

水分摂取って誰しも毎日の営みであるわけで、つい軽視しがちですが、高齢者に限らず、我々若い世代も、もっとシビアに見ていってもいいかもしれませんね。

 

 

人って一日にどれくらいの水分が必要なの?

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人が1日に必要な水分量は、

 

食事を除いて約1500ml

 

だと言われています。

 

それを聞いてあなたはどう感じますか?

 

 

「ペットボトル1本分か~。」

「結構多いな・・・」

 

 

って思いません?(;^ω^)

 

私は「多いな~。」って思いました。

 

 

だって、私は仕事でない日において、たぶん1日に1500mもとれている自信がないですもん(;^ω^)

 

(仕事の日は、もちろん介護の仕事ですので、冬場でも汗をかきますので、1500mlは超えていると思います。)

 

 

この1500mlを、特に1日汗をかくくらい動くわけではない、体の弱った高齢者に飲んで頂くわけですから、

 

水分の介助は困難を極める

 

わけです。(;^ω^)

 

大勢の人に、たくさん水分を摂ってもらわないといけないわけですからね、嫌がられる人も多いわけで、ご自身のペースもあるわけで、介助者が急ぐと、誤嚥する危険性もあるわけで。

 

そして、「もっと水分をとってもらってー!」などと簡単に言うだけで、介護の現場に入らない輩もいるわけで。

 

全国の介護士のみなさん、本当にご苦労様です(;^ω^)

 

 

 

水の秘める力

 

 

さて、ここまで脱水について、水分摂取をする必要性について、見てきたわけですが、「水」というものの持つ力について、知っておられるでしょうか?

 

 

朝一番の水

「朝一番の水」が健康に良いというのは、聞かれた方も多いと思います。

 

では、なぜ朝一番の水が体に良いのか?簡単に説明します。

 

 

血液をサラサラにする

 人は寝ている間にも水分をかなり放出しています。そして、寝ている間の胃腸は何も食物をとりんこんでいない状態で、次に入ってくるものを待ちかねている状態でもあるわけです。つまり、吸収がよくなっており、そこに濃いものが入ってくると、胃腸の負担もかかり、血液もドロドロになる可能性が高いわけです。

 よって、寝起きに水を飲むことで、胃腸にも負担が少なく、血液もサラサラにし、動脈硬化や脳血管の疾病を防ぐ効果があるということです。

 →高齢者介護においては、超重要ですよね?

 

 

口腔内の細菌の繁殖を防ぐ

 夜勤中、巡回というものをするわけですが、見事に皆さん口を大きく開けて寝ておられる方が多いです(;^ω^)冬場にもなると、空気が乾燥している事もあり、また暖房も効いているので、口の中の乾燥度合いは極限ともいえます。口の中の乾燥が極限という事は、つまり、細菌が繁殖しやすいという事ですよね。そして、高齢者のような抵抗の弱い方々の口に細菌が繁殖するという事は、そう、誤嚥性肺炎のリスクが高いという事です。

 だから、寝起きの乾燥しきった口腔内には、きれいな水の提供が良いという事です。

 →この誤嚥性肺炎を防ぐという点も、高齢者介護においては超重要ですよね?

 

※うがいや口腔ケア等で口の中を綺麗にしてから摂取してくださいね。

 

 

便秘にいい

 人の体には、寝ている間に便をつくり、朝に排出するというサイクルがあるという事です。寝起きに水を飲むと、腸の働きが刺激され、便の排出がしやすくなります。人は、朝に水を飲みトイレに座るという行為で、便を排出する刺激が脳に行き、便通がよくなるという話もあります。

 →我々介護士は、薬による排便コントロールではなく、こういった本来人間に備わった自然の力での排便コントロールをしていきたいものですね。

 

 

 

水が認知症を治す?

大きすぎるテーマではありますが、私も過去に研修を受けた事のある、竹内孝仁さんというお医者さんが提唱している話です。

 

この方は科学的介護の第一人者といっても良いかと思います。

 

この方は、「水、飯、クソ、運動」といって、それぞれの要素を充実させる事によって、認知症を治し、オムツ0運動などの実践も推奨されている方ですが、学ぶ事は本当に多いです。

 

詳しくはまた別の記事に書いてみたいと思いますが、今後の日本の流れが「科学的介護」になってくるのは間違いないので、必見です。

 

とにかく「水」は人間の根幹をつくる部分であり、水の重要性を強く言われています。水の欠乏によるパーセンテージ別の症状など、また認知症分類など、本当に学ぶ事は多いです。

 

 

利尿作用というもの

とにかく、「水分摂取だ!」といっても、「利尿作用」というものがあります。

 

この「利尿作用」とは、単純に、

 

おしっこの排出を促す

 

というものです。

 

摂取する水分量よりも、排出される尿の方が多くなってしまうのであれば、意味がないという事です。

 

体は効率的に水分を吸収していない

 

という事ですから(;^ω^)

 

 

よく「オレはいつも仕事が終わったら、浴びるようにビールを飲むから、水分摂取量は心配ないよ!」と言う人も見かけますが、こういう人が危ないですからね(;^ω^)

 

 

とにかく、「水」の摂取が一番です(^_-)-☆

 

 

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