「介護」という仕事の社会的評価とは?待遇や偏見を改善していくために必要なこと
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おはようございます。

笑う角には福来たる、笑福介護士の八福です!

 

今日は、私がこの「介護の仕事」をするようになってから、すぐさま持った嫌な感情について書いていきます。

 

そして、今もなおその思いは持たざるを得ない状況はさほど改善されていないという現状がある為、記事にしています。

 

話の内容が何かというと、

 

評価です。

 

会社で働く社会人に関係なく、評価って誰にとっても、とても大事ですよね?

人間の心の奥深くに潜在的にある欲求の一つでもあるわけですから、そりゃ無視するわけにはいきません。

 

「介護」の仕事に対する社会的評価とは?

いきなりですが、あなたは、どんな仕事をしていますか?

 

医者、弁護士、実業家、プロ野球選手、映画スター・・・

 

まあ、そんな人がこのブログを読む事はないでしょう(;^ω^)

 

では、上に書いたような人たちの仕事の共通点って何ですか?

 

・・・・・・

華やか!

かっこいい!

難しい!

 

そうですね、確かにどれも正解で、共通しています。

だからこそ、

 

評価が高いんですよね。

 

そして、評価が高い仕事に就いている人って

 

権威があるんですよね。

 

 

では、「介護」の仕事ってどうなんでしょう?

よくある「介護」に対するイメージです。

 

・誰でも出来る。

・主婦が家でやる仕事。

・だから給料安くて当たり前。

・専門性なんてない。

・何で介護福祉士が国家資格なの?

 

とまぁ、散々に思われている事が多いです(;^ω^)

 

「介護」の仕事をする人間からしたら、本当に切なくなる評価ばかりですが、ある意味仕方がないですよね。

だって日本の社会が長年かけて創り上げてしまった評価だから。

 

トホホ・・・ですよね。

 

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社会がもたらした「介護」に対する評価の矛盾

 

時代が求めている「介護」の仕事

時代が変わり、社会が介護士を求めるようになってきました。

 

そう、介護が求められるようになってきたんです。

 

よく言われる2025年問題も、はるか先の話だと思っていましたが、あとほんの数年の話です。

 

介護は既に時代が求める仕事になっているんです。

ある意味ヒーローなわけです。

 

時代が求めているのに・・・「介護」の評価の現状

ですが・・・評価って現状あまり変わらないですよね。

処遇改善交付金などが微増していっています。しかし、「時代が求めている・・・」なんて言っても、求められている感がないですよね。

 

そりゃ長年かけて、人々の脳に刷り込まれた、「介護」という響きに対する評価なんて簡単には塗り替えられません。

 

過去の記事でも書きましたが、これには、権威というものも邪魔してきます。

 

「介護」と「医療」は別物と言われても、まだまだ介護は医療職の下側に回るようなイメージもあります。

待遇や偏見を改善するために・・・

「介護」とはどんな仕事であるのか?

我々介護士は、高齢になり体が不自由になった方への、在宅復帰や施設で充実した生活を送って頂く為の支援のプロでなくてはいけません。

 

看護助手みたいな位置づけでは困るのです。

 

横文字にすると、プロのシニアライフアドバイザーのような位置づけであります。

 

介護を要する方へ、より良い生活をしてもらう為に、「医療も一つの手段として利用する」というスタンスでなくてはいけないと思います。

 

介護は医療の下ではありません。

看護助手ではありません。

 

その位置づけを介護をする者をはじめ、社会が認知していかないと、日本人全体の幸せな老後はないとさえ思います。

 

専業主婦の評価との共通点とは?

「介護」とよく似た評価を与えられている仕事として、「専業主婦」ってありますよね?

 

まず、「専業主婦」って言葉が良くないですよね?

これなんかも、言葉ごと変えて欲しいくらいです。

 

横文字にすると、「チャイルド-ケア・・・」みたいな。

 

高齢化と同じく、少子化が大きすぎる社会問題になっているのであれば、日本の未来を担う、母の愛情をしっかりと受けた優秀な子供たちを育ててくれる専業主婦の皆さんに、もっと評価を与えるべきだと思います。

 

第一次、第二次ベビーブームと人口増加と連動するように高度経済成長があり、その中で不動のように固定化された、「男は外で働き、女は家で家庭を守る。お父さんの収入があるから、家族はみな食べていける。」といった古い価値観も、根本から見直さなければ、第三次ベビーブームや今後の日本の経済成長もないであろうとさえ思います。

 

「出産・育児の為に仕方なく仕事から離れる」なのに、それがいきなり

「専業主婦は働かなくて良いから楽だ。」という評価になるって、冷静に考えてみるとおかしな話ですよね?

育児の大変さを完全に無視していますよね?

 

偏見がもたらすひずみとは?

価値観の多様化した現代では、こんな評価で社会から見られるくらいなら、はなっから「子供はいらない。」と判断する人もいるかと思います。

 

育児や介護を問わず、古い価値観の洗脳に引っ張られ、悪循環へ陥っていく日本社会。情報化社会が到来してもう時がだいぶ経ちましたが、少ない価値観の元に人間を抑えつけていた時代がとっくに終わり、価値観の多様化が蔓延し、古い社会的な権威もだんだんと崩れていっています。

 

生きやすくも息苦しい現代社会だと思いますが、個人が社会全体に発信できる世の中です。どんどん社会の仕組みを変えるような発信をしていきましょう。

 


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