おはようございます、八福です。
今日は“初めての介護現場”というテーマで書いていきます。
コミュニケーションの壁
どんな仕事でも「初めて」ってありますよね。
仕事に限らず、学校でも、新しく始める趣味でも、新しい友達関係でも。
時間が経てば、ごく当たり前の現状でも、どんなことでも、初日ってありましたよね。
介護現場での初日って、ほぼほぼコミュニケーションから始まります。
経験者で、その職場が人出が足りなさすぎたら、いきなりバリバリやらされることもありますが、指導をきっちりとしてくれる所は、まぁ少ないです。
この「コミュニケーション」。
どこでも簡単に使われるこの言葉。
人間社会で生きていくには、このコミュニケーションというものが一番大切であり、また一番人と人が心を通わすことの出来るツールであり、スキルであり、信頼関係もここから構築されます。
でも一番難しくもあるこのコミュニケーション。
日本社会は特に「本音と建前」社会です。
コミュニケーション、、、難しいですよね~、、、え?そんなことはない?まぁ、得意な方もいらっしゃるとは思いますが、私は一番このコミュニケーションが難しいと思っています。
こと介護業界においては、言葉を全く理解できていなかったり、理解できていても返答が出来なかったり、天井を見上げるようにボォ~~っとして全く無反応だったり、全く違う意味で伝わったり、かなり大きな声で喋らないと聞こえなかったり、、、
簡単にはコミュニケーションがとれません。
今、自分はどういう気分で、どこが痛くて、何を食べたくて、何がしたくて、トイレに行きたいのか、行きたくないのか、何が好きなのか嫌いなのか、その情報を本人から得る事は困難を極めます。
傾聴が大事、傾聴が大事と、よく言われますが、喋ってもらわねば、傾聴することもできません。
介護現場の登竜門??
そういった相手に対して、実習生や全く未経験の新入職員などは、少し時間が空いたら「コミュニケーションとっといて。」とよく言われます。
登竜門というか、洗礼というか、フレッシュマンの営業マンが「飛び込み営業行ってこい!」みたいな感じですかね?
私は今でこそ、この利用者とのコミュニケーションが、仕事の中で一番好きになりましたが、それこそ初めて介護業界に入った時には、コミュニケーションが怖かったことを覚えています。
意思疎通も図れない相手ばかりの命を守る仕事で、ろくに信頼関係も築けていないまだ慣れないうちに、一人で夜勤をする事になった日や、ただただ恐怖だった事を覚えています。(;^ω^)
まるで、リアルバイオハザードをしているような感じでした。利用者さんごめんなさい(;^ω^)
※長くなってきたので、次回につづきます。