
おはようございます。
笑う角には福来たる。
笑わせ介護士の八福です。
今日はちょっと変わった話題ですが、今話題の将棋の話です。
藤井聡太6段が登場してきてから、空前の将棋ブームになっていますよね(^_-)
彼は本当にすぎですよね~。まだ中学生なのに、ひょうひょうとすごい棋士さんを倒して。あまりに淡々と勝手いくので、テレビからではその凄さがいまいち伝ってきませんよね(;^ω^)
私も将棋は大好きです。
本当に昔の人は、よくここまで奥深く考えられたボードゲームを考えられたな~と常々感心していまいます。(;^ω^)
将棋のルールとその奥深さ・面白みとは?
将棋のルールを知っておられる方には、いまさらの話ですが、将棋のルールってかなり複雑でややこしいですよ~(;^ω^)
将棋は相手の「王」を取れば勝ち!
結論から言えば、そうなのですが、そこにたどり着くまでの道のりで、戦略を何回も何回も考え、相手の動きを予測し、予測と外れたらまた修正し、と一番頭を悩ますこのポイントが楽しいんですよね~(^_-)-☆
と、私も将棋は子供の事に、おじぃちゃんに鍛えられたので、今は当たり前のように出来るわけですが、改めて考えてみると、かなり脳みそを使うわけです。
スポーツの競技なども同じですが、昔から現代まで続いているものって、本当によく考えられています。将棋なども1つの小さなボード上で出来るアナログなゲームですが、そこには無数の戦略が広がっていて、とてもボードゲームと呼べるような領域のものではありません。
これを、ろくに情報技術が発展していない昔の人が考えたなんて・・・と大人になった今思うわけです。
将棋を作った人は本当に天才だなと。( ゚Д゚)
認知症老人と将棋の不思議な関係
さて、介護の話に入っていくわけですが、介護現場では、この将棋がとてつもなく強い威力を発揮します。
そわそわ~そわそわ~と常に動き回る認知症のおじぃちゃん。
常に穏やかな人だったらいいんですけどね。
そうでない場合が多いんですよ。
「自分は認知症」なんて思っているわけがないですから。
「自分はいたって正常だ。周りの奴らがおかしな事を言ってくる。」程度に思われているわけですから、
大変なんです、特に認知症の男性は、怒りやすい人が多いですしね。(;^ω^)
さ~そんな「将棋」と認知症老人の関係ですが、
そんな認知症で徘徊などがあり、介護職員の手を焼かすおじぃちゃんに、対局を申し込むと、どうなるか?どうなると思います?ま~個人差はありますが、
・将棋が強いのなんの
・延々とエンドレスで将棋を続けている
なんです(;^ω^)
ビックリでしょ!?
将棋って、本当に頭がいるんです。
私も最近、子供が「将棋をしたい。」と言うので、安い将棋盤セットを購入し、超久しぶりにやりましたが、やっぱり少しルールを忘れている所があったんです。
介護施設の老人に比べりゃ、まだ半分程度しか生きていない私ですら、少しルールを忘れていた将棋です。
これを認知症になってしまっている人が、スイスイとやって、しかも、
つ・よ・す・ぎ・る・・・
んですよ(;^ω^)
ね、不思議すぎるでしょ!?(^_-)-☆
レクリエーションから認知症ケアの可能性を探る
ということで、認知症老人と将棋の関係性見てきたわけですが、この将棋のような例を見ていると、認知症ケアってまだまだ可能性があるのだな~とつくづく思わされます。
医学的に言われている、脳の萎縮などは、そりゃ、もちろん我々介護士には全くわからない範疇ですが、
ケアという観点では
まだまだ出来る事はいっぱいあると思えます。
将棋のような類のものも、レクリエーションの一つとして取り上げられるのが、介護業界なわけですが、
ただのレクリエーション?
という発想を見直すほうが良いかもしれません。
何度も言うように、今後は科学的な介護の時代です。
何事にも、根拠を探す事が大切になります。
我々介護士は、利用者のおじぃちゃんやおばぁちゃんに少しでも楽しんでもらって元気になってもらうように、日常的にレクリエーションというものを行いますが、それら一つ一つを分析していく事も今後大事になってくるかもしれませんね。