おはようございます。
笑う角には福来たる。
笑わせ介護士の八福です。
今日は、「介護」で健康になる!のテーマの第二弾です。
「壊れない体になるボディメカニクスの技術習得が出来る!」という事について書いていきますが、前回の「介護」で健康になる!の第一弾の記事でも書いたように、職員の2人に1人が腰痛持ちと言われるこの介護業界で、
私は、介護で肉体を駆使しての腰痛の経験は一度もありません。
その理由は、全てこのボディメカニクスにあります。
と言っても過言でないほど、重要なお話です。
私は理学療法士さんなどではありませんので、細かい専門技術などは教えられませんが、そのエッセンスについては、実体験で行っているので、伝えられるかと思います。
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ボディメカニクスの技術
私は、このボディメカニクスや古武術などの技術を使う事により、介護場面での腰痛などはほぼ起こらないと思っているほどで、もっと声高にこの技術の伝導をしていくべきだと思っています。
でも、現実は、腰痛の人の為の、
腰痛体操
とか
腰痛の為の検診
とか
事後の対処のような事が、私の職場でもよく聞かれます。
事前の予防の為に何をすべきかという事にフォーカスすればいいのに・・・と思ったりもするのですが、日本の社会を物語っているなぁとも思います。
で、このボディメカニクスですが、詳しくは別の記事に譲るとして、この記事では簡単に重要なポイントだけを書いていきます。
私が個人的に思うに、学生時代から何らかの体育会系の部活などに入られていた方は、その体力に関係なく、このボディメカニクスが体に染みついているのではないかと思っています。
私も学生の頃は、野球を中心に常に体育会系に所属していました。
その基本となるものは、
・下半身のポジショニングと使い方
・重心移動
・体の動きやすい「流れ」の理解
というものです。
効率よく力を発揮するためには、体育会系の部活動でも、介護でも全くポイントは同じだと思っています。
私が介護で腰痛になる事なく、また、利用者様から「あんたにやってもらうのが、一番安心や。」と喜んで頂けるのは、この部活時代から体に染みついているボディメカニクスの原理だとさえ思っています(^_-)-☆
ノーリフティングケアへの変化
私は過去に日本ノーリフト協会という所が主催する、ノーリフティングケアという研修を受けた事があります。
ノーリフティングとは、どういう事かというと、
持ち上げない介護
を推奨し実践していく事です。
残念ながら私の勤める施設でも、まだこの持ち上げる介護をしています。だからこそ、職員には腰痛が絶えず、また利用者目線で考えても、自分が介護される側で体験されるとわかりますが、「怖い」としかいいようがありません。
その、持ち上げる介護を撤廃していこうとする動きがあり、今後、日本の介護業界にも広まっていくと思っています。
単純に、職員の腰痛対策というだけでなく、腰痛を理由にする介護職離れ問題、医療費の圧迫問題、介護業界で多発する労災の問題、などなど、社会問題にまで、寄与する動きだと私は思っています。
このノーリフティングの導入にあたっては、色々と道具を駆使します。
・スライディングシート
・スライディングボード
・移乗用リフト
など多種多様な道具があるのですが、これらを駆使し、またボディメカニクスの原理を活用することで、
持ち上げる介護
↓↓↓
滑らす介護
が可能になると私も真剣に思っています。
職員が腰痛に悩む施設さんは、是非是非検討をされてください(^_-)-☆
大きな声を出す
ちょっと余談のようにもなってしまいますが、この「大きな声を出す」という事も、私は健康に良い影響を与えていると思っています。
介護現場にはなぜか声の大きい職員さんが多いです(;^ω^)
まぁ想像してもらったら簡単にわかるかと思いますが、入居者様は総じて
耳が遠い方が多い
という理由からだと思いますが、とにかく介護職員の声はよく響きます。
これが災いする事もあるのですが・・・(;^ω^)
まぁそれは置いておいて、健康との関係性の話です。
私個人の話で恐縮ですが、私も声は大きい方です、かなり(;^ω^)
で、声が大きいとどういうメリットがあるかと言うと、
・否応なしにお腹から声を出しているから腹式呼吸になっている。
・声と共に感情が抜けていくから、ストレスを溜めにくい。
・自然とテンションが上がり、集中力が上がる。よって、仕事のパフォーマンスが上がる。
・体が温まり、全身の血液循環も良くなっている気がする。
・相手の人にも元気を与えられ、写し鏡のように元気が呼応する。
(注※相手にもよります)
と、健康面以外の事も色々と書きましたが、私が一番思うのは、声が大きい人って、だいたいいつも元気です。「ストレスがあるから声がデカくなってるのー!」と言う人もいますが、それでも、不健康にストレスをため込むような人ではないです。
ストレスにやられるか、やられないか・・・
声の大きさが一つのバロメーター
といってもいいかと思います(^_-)-☆