なぜ介護って大変なのか?介護現場の実情に迫る!実情と偏見と勘違い
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おはようございます。

笑う角には福来たる。

笑わせ介護士の八福です。

 

 

日々、介護現場で働かれている職員さん、また在宅で親の介護や配偶者の介護をされている皆さん、本当に毎日ご苦労さまです。

 

 

心から敬意を表します。_(_^_)_

 

 

私は介護現場に勤めながら、他の職員の接遇などにイラっとくる時もありますが、改めて考えると、「安い賃金で、こんな大変なハードワークをよくやってくれているよな。」と感謝の気持ちさえ湧いてきます。

 

 

では、今日は、そんな介護現場の実情に迫ってみたいと思います。

 

 

「介護」って私が思うに、まだまだ世間一般の人のイメージと、現場の実情との乖離が大きく感じられます。

 

 

挙げるとキリがありませんが、ここでは簡単に3つに絞って書いていきます。

 

 

これから介護業界に入ろうと思っている方は、しっかり頭の片隅に入れておいてくださいね(^_-)-☆

 

 

 

 

ありがとうの代わりにパンチ!?

この業界は不思議なもので、日本社会を物語っているのか、

 

介助者の虐待は取り上げられても、

利用者の暴力は取り上げられない

 

ですよね?

 

介助者による虐待は決してあってはいけません。

我々の場合は仕事ですからね。

虐待に関しては、こちらの記事をどうぞ。

 

しかし、利用者による暴力って、あまり馴染みがないと思います。

 

だって、報道でもほとんど取り上げられる事がありませんからね。

 

間違いを恐れずにいれば、私も含め、人はテレビなどのマスメディアの影響を色濃く受けます。ある意味洗脳といっても良いのかと思うほどです。

 

私はこの利用者による暴力について、マスメディアがもっと取り上げるようになれば、社会の介護士に対する見方も変わってきて、介護職離れを防ぐ一因になるのでは?とも思います。

 

ここで言う、利用者の暴力とは、「介護者による不適切なケアによる認知症者の介護抵抗」などではないです。

 

少しは判断能力があり、まだ体も比較的元気な人の、あからさまな暴力の事です。

 

・オムツを交換しに行っただけで、顔を殴られ眼鏡が破損した。

・笑っていたかと思ったら、いきなり噛みつかれ、歯型が傷跡になって消えない。

・話を聞き取れなかっただけで、杖を振り回して頭を殴る。

 

特養などの老人ホームには、本当に奇想天外な人が入居してこられます。

基本、社会福祉法人などは、その人がどんな環境で育ち、どんな人生を歩んできたかは関係なく、入居を受け入れる事が求められます。

 

また、介護現場は、女性職員が8割程度といった所がまだまだ多いようです。

 

暴力を振るう利用者はほぼ男性

被害を受ける職員はほぼ女性

 

大体、こういった構図があります。

これでは、いくら利用者が高齢であっても、なかなか対応できるものではありません。

 

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必死さの積み重ねの結果

 

介護現場では、とにかくどこの施設も、

 

事故防止!!

 

という事が声高に叫ばれます。

 

 

利用者様は高齢で、骨も折れやすく、転倒して、骨折して、廃用症候群になって・・・などと、悪い結果が待ち受けているから仕方ないですね。

 

だからこそ、現場で働く介護士さんたちは、必死で事故を食い止めようと、それを未然に阻止しにかかるわけです。

 

とにかく、足元が覚束ない人に限って歩こうとされますからね(;^ω^)

 

その必死さは、一緒に介護に従事する身としては、本当にご苦労さまとしか言いようがないのですが、なにせ相手は認知症の方が多いですからね。

 

雑草魂のごとく、何度でも何度でも・・・

 

と歩こうとされます。

 

それに疲弊した職員は、だんだんと声の語気が強くなってきて、

 

「危ないから座って!」

 

などとなるわけですよね(;^ω^)

 

そして、そういったピンポイントだけをすくわれて、

 

「虐待発言だ!」

 

と責めたてられるわけです。

 

こういった対応方法は、違った側面から考えていかないといけなのですが、気持ちは本当に本当によくわかります。

 

本当にご苦労さまです(^_-)-☆

 

対病気の仕事 → 対人としての評価

我々介護士は、対人の仕事です。対人サービス業です。

 

しかし、他のサービス業とは大きくわけが違う点が1つあります。

 

 

それは、

 

対病気の仕事

 

という側面です。

 

これは、相手の方が認知症や何らかの精神疾患を患っている場合に大切な視点なのですが、例えば、

 

・何度も何度も同じ事を繰り返し訴えてくる

  →その人の性格ではありません。病気です。

 

・夜中に「わ~。わ~。」と大きな声を出し続ける。

  →その人のせいではありません。病気です。

 

 

という事なのです。

 

我々介護士は、この病気に振り回されてしまっているのです。

 

その利用者様と病気を切り離さたらどんなにいいか・・・と思っても、それは出来ません。

 

病気だとわかっていても、その人の中から出てきている症状なので、職員もついつい語気が強くなり、その人へ返してしまいますよね?

 

その結果、相手は病気なのに、我々はお客様に酷くあたってしまっている事になるわけです。

 

そして、周囲の人の評価は、

 

「あいつは虐待している!」

 

と、簡素なものです。

 

だから、

 

病気相手に感情的にならず、そのはけ口も決して人ではなく、病気に対して真剣に考える事が重要です。

 

頭の使い方だけで解決する場合もあるので、参考にしてくださいね(^_-)-☆

 


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