「介護」の仕事とは?高齢者のQOL(生活の質)を高める為のプロデュース業でサービス業です。
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おはようございます。

笑う角には福来たる。

笑わせ介護士の八福です。

 

 

今日は、「介護の仕事とは?」という根本的な話について書いてみたいと思います。

 

「なんのこっちゃいな?」と思われるかもしれませんが、なぜこんな記事を書いてみようと思ったかと言うと、

 

 

「介護」をサービス業だと思っていない人が意外に多い

 

 

という理由からです。

 

 

嘆かわしい話ですが、この介護事業というのは、「福祉サービス業」と規定されているのにも関わらず、

 

「介護はサービス業ではない!」

 

と豪語するような職員も必ずいます。

 

 

全く私とは真逆の考え方なので、理解困難なのですが、国が定めた「福祉サービス業」であるからこそ、我々は労働の対価として、お給料を頂いているのですから、「介護はサービス業ではない!」と言い張る人は、

 

お給料をもらう権利はない

 

って事ですよね?(;^ω^)

 

 

まぁ、こんな単純な事がわからない人がいるから、こんな記事を書いているわけですが、他の記事でもよく触れているように、この業界はとにかく離職率が高く人手不足で、就職するのにも「資格不問、経験不問」と、敷居が超低いんですよね。

 

 

だから、悲しいですが、仕方ないって側面もあるのかもしれません・・・。

 

 

しかし、別の見方をすると、この問題が虐待問題の一旦を担っているといっても良いかもしれません。

 

 

今回の記事は、少々愚痴っぽくなる記事かもしれませんが、ご了承くださいね(;^ω^)

 

 

福祉サービス業とは?

福祉サービス業とは、わかりやすく言うと、

 

体の不自由な人に対し、適切な援助をする仕事です。

 

 

高齢者介護の業界には、「介護過程」というものがあり、

 

・アセスメント

・ケアプラン作成

・ケアプランの実施

・モニタリング

 

といったような、言わば、対象となる高齢者のQOL(生活の質)を向上させる為に取り組んでいく、PDCAサイクルがあります。

 

 

このQOLを高める為に、適切なサービスを行っていくわけです。

 

 

それぞれを簡単に書くと、

 

 

アセスメント

 

→対象者の状態やニーズの把握

 

 

ケアプラン作成

 

→サービスの内容を考える

 

 

ケアプラン実施

 

→サービスの実施

 

 

モニタリング

 

→実施しての評価と見直し

 

 

完全にPDCAサイクルでしょ?(^_-)

 

 

こうやってお客様の生活の質の向上に努めるわけですから、完全にサービス業なのです。ましてやお客様は、体の弱いお年寄りが多いわけですから、尚更神経を使う必要があるわけで、

 

超サービス業

 

といってもいいいかもしれません。

 

 

 

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QOL(生活の質)を高めるとは?

 

「QOL、QOLっていうけど、QOLっていったい何なのよ?」

 

と言う人もいるかもしれませんが、何度も書いているように、

 

生活の質

 

です。

 

若い人向けに書くとすれば、

 

 

 

高齢者が「リア充」出来る為に何が出来るのか?

 

 

 

を考え抜き、サービスを提供するという事です。

 

 

「生活」ですから、その範囲は超広範囲です。

 

 

普段の欠かせない日常生活においても、「食事」、「排泄」、「入浴」、「移動」、「睡眠」、「コミュニケーション」、「余暇活動」などなど、多岐にわたります。

 

 

それらの要素の中で、目の前にいるこの人は、どの要素のどんなポイントを改善してあげたら「リア充」出来るんだろ?と思考を巡らせる事が大切です。

 

 

今後の介護業界に求められるものとは?

と言う事で、我々介護士の仕事がどんなものであるか、わかって頂けましたでしょうか?(^_-)

 

 

では、それを踏まえたうえで、今後の介護業界において、どういった事が求められているかと言うと、別の記事でも書きましたが、

 

 

 

健康寿命を延ばす為の援助をする

 

 

ということです。

 

 

健康寿命がわからない方は、こちらの記事を見てください。

 

 

日本を取り巻く高齢者介護の問題は、どんどん、

 

 

「施設から在宅へ」

「自立支援」

 

 

という方向へ向かっていっています。

 

 

しかし、在宅へ帰ろうにも、ある程度自活できる能力がないと不可能です。

 

 

完全要介護状態で、家に帰るわけにもいきません。それこそ、介護離職などの社会問題を増長させるだけです。

 

 

だからこそ、まだ在宅へ帰れるような見込みのある人へは、出来る限り自活してもらえるような援助が必要になります。

 

 

我々ベテラン介護士は、ある意味、完全要介護の人への介護は出来ます。

 

しかし、下手に介助してはいけない人への援助はかなり難しいです。

 

 

介助のし過ぎは、その人の機能低下や意欲低下を招きますからね。

 

 

出来る限り高齢者の残存能力を活かし、自分で出来る幅を広げて頂き、自活できる能力を身に付けてもらう為の支援がこれから問われてくると思います。

 


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