下剤の種類と効能を知っていますか?快便を促す為に介護士が必ず知っておきたい知識とは?

      2018/05/21

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おはようございます!

笑う門には福来る、笑福介護士の八福神です!

 

今日は、高齢者施設には欠かせない?と言ってもいいほどの、お通じを促すためのお薬「下剤」についてのお話です。

 

本当は下剤などは使用せずに自然に排便をしてもらいたいんですけどね。我々介護士は、自然な排便を促すために、あれこれ工夫して取り組むわけですが、食事、水分、運動、座位の時間など、色々と努力しても、「出ないものは出ない!」人はやっぱりおられます(;^ω^)

 

「子供の頃からずっと便秘がちだった。」

「便秘傾向なのが私のスタンダード。」

 

みたいな人も多いわけで、そんな体質で何十年と生きてこられたら、そりゃすぐには体質も変わりませんわな(;^ω^)となるわけです。

 

下剤はもちろんお薬なので、看護師さんの範疇になるわけです。我々介護士が行うわけにはいきません。

 

しかし、どのお薬でどのタイミングでどれだけの回数どんな排便が出て、などのデータはしっかりと抑え、出来る限り入居者さんに負担を与えないようにお薬も検討していく事は求められます。

 

という事で最低限度の知識だけは知っておきましょうね(^_-)-☆

 

下剤の種類にはどんなのがある?

厳密に言うと、もっと細かな分類があるのですが、ここでは、介護士として最低限知っておきたいな・・・という点にだけ触れていきます。

 

1.機械性下剤

 大腸における水分の吸収を抑制し便を軟化させ出やすくします。

比較的作用の緩やかな「緩下剤(かんげざい)」が多く、下剤の第一選択肢となっています。介護現場で働いていると、本当によく見ると思います。

以下、介護現場でよく目にする主な物を挙げておきます。

 

成分名

商品名

作用時間・効能など

酸化マグネシウム

酸化マグネシウム

2~3時間

ちょちょろと便が出続ける事がある。

マグミット

マグラックス

 

2.刺激性下剤

 大腸の運動を亢進させて便の移動を早くします。

老人や虚弱な人に多い「弛緩性便秘(しかんせいべんぴ)に用いる。腸の緊張から起こる便秘や、ストレスなどによる「痙攣性便秘(けいれんせいべんぴ)」などに使用すると、腸内圧が上がり、腹痛や嘔気を生じるため、禁忌となっている。

 刺激が強いため、連用はせず、屯用的に用いる。

以下、介護現場でよく目にする主な物を挙げておきます。

 

成分名

商品名

作用時間・効能など

センナ

アローゼン

8~12時間

個人差あります。夕食後に服薬し、明け方に排便される方が多いです。

センナエキス

ヨーデル

センノシド

プルゼニド

ダイオウ

大建中湯

ピコスルファートNa

ラキソベロン

 

3.浣腸剤、坐薬

 坐薬は、肛門から挿入し、炭酸ガスを発生させる事で腸の動きを活性化します。

浣腸は、肛門からグリセリンを入れて、直腸を刺激し排便を促します。

 

成分名

商品名

作用時間・効能など

坐薬

炭酸水素Na等

レシカルボン坐薬

約30分程度

ビサコジル

テレミンソフト坐薬

浣腸

50%グリセリン

グリセリン浣腸

10分~30分程度

 

 

市販されている下剤は、上記の内、大腸を刺激することで排便を促す「大腸刺激性下剤」多いです。だから、ほとんどの人は上記2の「刺激性下剤」が一番馴染みがあるかもしれません。

 

ただ、注意しないといけないのは、お通じがスムーズにいかないからといって、刺激性下剤を多用していると、本来腸が持つ機能を低下させてしまい、逆にお通じが悪くなってしまう可能性があります。

 

これは、もちろん、介護施設を利用する入居者さんも同じですからね。

 

「下痢失禁が多い!」といつまでも嘆いていませんか?

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特に特養のような、重度の方が利用する介護現場で働いていると、

 

「うわっ!〇〇さん、また多量に下痢便失禁だよ!」

「これで、今日3回目だぜ!」

「また、シーツもベッドマットも交換しないといけないのかよ!トホホ・・・。」

 

といった場面がやはりあると思います。

 

こういった場面は、大体が下剤の仕業です。

利用者様は何も悪くありません。

 

問題は・・・

自然排便を促せないことにより

強力な下剤を使用したことによる

 

ものです。

 

こう考えるのが介護士として賢明です。

 

では、そうならないようにするにはどうすれば良いのか?を真剣に考え抜いてくださいね(^_-)-☆

 

入居者も楽になる、あなたの仕事も楽になる

大体、どこの介護施設でも、ある入居者さんが排便が出ない日が続くと、

 

「〇〇さん、排便マイナス3日なので、△△の下剤を投与します。」

 

といった、お薬での排便コントロールが行われます。

 

 

だから、上記のような、下痢便大失禁のような事態が多く起こります。

 

 

失礼な質問ですが、あなたのお通じ状況はどんな感じですか?

 

・毎日?

・2日に1回?

・3日に1回?

・それとも1週間に1回?

 

排便のリズムは人それぞれバラバラです。

 

 

また、どんな時に出やすいですか?

・寝起き?

・朝食後?

・寝る前?

 

なども、人それぞれ違うと思います。

 

入居者さんにおいても、この排便のリズムを把握出来ていないと、便が出ていない日が数日続くと、下剤の餌食になってしまいます。

 

そうなってしまっては、

入居者さんは激しい腹痛に襲われたり、人前で便失禁してしまって、この上ない恥ずかしめに合う事が想像できますし、職員にとっても、上記の話にあったように、仕事量が格段に増えてしまいます。

 

完全に、LOSE―LOSEなんですね。

 

だからこそ、この排便や下剤の事については、介護の仕事の中では、1番といっていいほど、真剣に取り組みましょうね(^_-)-☆

 

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