あまり取り上げられない高齢者の口の中の炎症のお話。でも知らないと怖~いことが!?
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おはようございます。

笑う角には福来たる。

笑わせ介護士の八福です。

 

 

今日は高齢者のお口の中のことについて書いていきます。

 

 

私たちのように、若い世代は、お口の中でおこる事っていっても、せいぜい虫歯や歯周病、口臭などでしょうか(;^ω^)人によっては歯槽膿漏などもありますね。

 

 

でも、ほんと私たち若い世代って、せいぜいその程度の認識ですよね?

 

 

しかし、このお口の中のトラブルを放置していると、高齢者によっては命をおびやかす事になり得るかもしれません。

 

 

では、お口のトラブルと聞いて、どんなものが想像されますか?

 

 

・虫歯

・歯周病

・口臭

・口内炎

・・・・・・

 

 

 

私もパッと出てくるのはこんなものです。

 

 

だって、自分が体験して体感したものしか普通思い浮かばないから(;^ω^)

 

でも、これが、要介護の高齢者などにとっては、違ってきます。

 

 

本当にきちんとケアできていないと、恐ろしい症状が出てきます

それらをこれから書いていきますね。

 

残歯(ざんし)をとりまくトラブルの問題

「高齢者と歯」と聞いて、最初に思い浮かぶのは何ですか?

 

 

そう、「入れ歯」ですよね?

介護業界では、「義歯(ぎし)」とも言います。

 

 

そして、この入れ歯にも種類がありますよね?

 

・部分入れ歯

・総入れ歯

 

ですね。

 

 

見出しにあるように、「残歯(ざんし)」がある人は、だいたい部分入れ歯を装着されます。そして、全て抜けてしまったら、総入れ歯です。

 

 

私の経験上、この残歯(ざんし)がまだある方の方が、口腔内のトラブルが多く、ケアが難しいです。

 

 

逆に総入れ歯であると、口腔ケアがしやすく、入れ歯はポリデントなどで洗浄できる。

また、残歯がないので、食べかすが溜まるような部位も少なく、清潔を保持しやすい。だから、強い口臭を放ったり、出来物が出来たりカビが生えたりする口内炎などの、

 

 

口腔内のトラブルになる人は、残歯がある人に多い

 

 

ように思われます。

 

もちろん、最低限の口腔ケアが実施されている場合の話ですよ(;^ω^)

 

 

歯周病の関係もあるのでしょうね。

 

 

逆に総入れ歯の人は、ほとんど口臭がしない人が多いです。そして、口腔内粘膜や舌の表面も綺麗な人が多い気がします。

 

 

我々は、自分の歯でさえも、どれだけ丁寧に歯磨きをしても虫歯になる時はなりますよね?それだけ歯磨きって難しいのです。

 

つまり、他人の歯磨きをするわけですから、尚の事難しいです。

 

 

入居者様からしても、

 

自分の口の中をいじられるわけですから、だいたい嫌がられる人が多いです。

 

 

そりゃそうですよね~自分が介護される側になれば、歯磨きなんて他人にして欲しくないですもんね~(;^ω^)

 

 

という事で、まだまだ介護業界では、口腔ケアの重要性が大きく取り上げられていない感があるわけですが、真剣に考えていかないと、大変な目にあいます。

 

 

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「口内炎」の事、どれだけ知っていますか?

 

口内炎と一口に言っても色々とあります。知っていました?

 

私はこの仕事をするまでは、全然知りませんでした(;^ω^)

 

簡単に言うと、以下のような種類があります。

 

カタル性口内炎

・口の中が傷ついて出来る。

・赤い斑点状のものが口腔粘膜に出来る。

・痛みはあまりない。

・入れ歯や矯正器具などで粘膜が傷ついたり、虫歯や歯周病で不衛生になったりする事でなる。

・口臭が発生する。

 

 

アフタ性口内炎

・免疫力の低下で出来る。

・白い潰瘍で、かなり痛む。

・ストレス、疲労、胃腸の不調などが原因。

・一番多く、一般的。

 

 

ヘルペス性口内炎

・ウイルスの感染による。

・発熱、腫れ、痛みを伴う事が多い。

・病院を受診し、お薬を処方してもらう必要がある。

・感染性なので、感染しないように注意する。

 

 

カンジダ性口内炎

・他の病気が原因で出来る。

・カンジダという真菌が増えて出来る。

・通常、健康な人はならない。

・舌や頬の内側に白い苔のようなものが出来る。

 

 

 

 

私もこんな仕事をしていなければ、せいぜい、一番一般的な「イタイ口内炎」しか知りませんでした。(←アフタ性口内炎の事ですが、名前は全く知りませんでした(;^ω^))

 

 

でも、介護の現場にいると、意外におられます。

 

 

・ヘルペス性口内炎

・カンジダ性口内炎

 

 

の入居者さんが。

 

 

 

その為にも、我々介護士は知識として知っておかなくてはいけません。

 

どうやって、この口内炎はでき、どうやってケアしたら予防できるのか、また注意しないといけない事は何なのか?

 

専門職として、知っておく必要があります。

 

 

命を守るための口腔ケア

 

 

「口腔ケア(歯磨き)で命を救うって!?」

「そんなバカな!?」

 

 

 

って思われるかもしれませんが、実際におられるんですよ。

 

 

口腔内からの細菌により、心臓病になって亡くなったり、誤嚥性肺炎で亡くなったりする人たちが。

 

 

実際に、「歯周病菌が歯肉から血管を通って心臓に移動し、血管壁に炎症を起こす。そして、炎症部分が動脈硬化を起こし、狭心症や心筋梗塞の引き金になる。」という事がわかっています。

 

 

だから、いかに口腔内を清潔に保つ事が重要な事かがわかると思います。

 

 

これは、介護の場面だけではなくて、あなた自身にも関係する事かもしれませんね(^_-)

 

 

私はこんな話を知ってから、入居者さんの口腔ケアはもちろんのこと、自分の歯磨きの仕方や回数、歯医者さんに定期検診に行く回数を見直した事は言うまでもありません(;^ω^)

 


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