いい介護をしたい!介護現場の質を向上させるために手をつけていくべき3ステップとは?
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おはようございます。

笑う角には福来たる笑福介護士の八福神です。

 

今日は、「いい介護」をしていく為に、介護現場のどこから手をつけていけばいいのか?という点に着目して書いていきます。

 

「いい介護」といっても、抽象的でわかりにくいですよね?

真面目なあなたは、もっと良い介護をいたいけど、なにをどう変えていったらいいか悶々としていると思います。

 

その手始めとして、ごくごく簡単なポイントについて書いていきます。

 

「介護」というものの本質とはなにか?を理解する

まず、「介護」というものの本質についてですが、あなたがある施設に就職した際、最初はやはりその施設のやり方というものに合わせないといいけませんよね?

 

会社員ですから当然です。日本には古くから「郷に入っては郷に従え」という言葉があるくらいですから、いきなり自分の主張をしたからって上手く改革はできません。

 

そして、その施設のやり方の大体が、

朝起きて、朝食を食べて、トイレに行って、また休んで、また起きて、お昼ご飯を食べて、歯磨きをして、トイレに行って、レクリエーションなどをして・・・といった、日課のようなものがあると思います。

 

その日課というものを、あなたはチームのみんなと、手際よくこなして、一日動き回って疲れ果て、仕事を終えるわけです。

 

その他、看護師や栄養士なども加わり、健康状態の管理をし、そこの入居者さんに健康に安全に過ごしてもらって、我々はお給料を頂くわけです。

 

でも・・・何かしっくりこないですよね?

 

そう、日課どおりに事を進め、専門家がその動体の特性を管理し、あーだこーだ議論し、目だった問題なく時が過ぎればそれで良し!みたいな・・・。

 

入居者さんはモルモットではないのです。

 

では、何が大きく抜け落ちているかというと、

主体性がない

んですよね。

 

言い換えると、こういった環境に身を置いては、要介護になると、

主人公として人生を歩めなくなる!?

というわけです。

 

我々介護士の使命とは、健康寿命が終わってしまった人の、その後の人生を主体的に生きて頂く為の支援をしないといけないわけです。

 

この「主体的に生きる」ということこそが、「自立」なのです。

 

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一番重要な基本3大介護とはなにか?を理解する

 

話は変わりますが、介護には、基本の3大介護というものがあるのをご存じでしょうか?

 

この3つの充実を図れないと、よい介護は出来ないといっても過言ではありません。

知っていらっしゃれば書くまでもないのですが、基本の3大介護とは、

①食事

②排泄

③入浴

のことです。

 

「そんなの人として当たり前じゃん~!」

といった声が聞かれそうですが、介護施設においては、この基本の3つの充実でさえ、入居者目線で考えた場合、困難を極めます。

 

ここでは簡単にそのポイントを見ていきます。

 

「食事」の介護について考えるべき事とは?

食事の介護は、出てきた食事を介助して食べてもらって、はい完了♪というものではありません。

 

介護施設の食事とは、病院に入院した経験がある方ならわかるかもしれませんが、刻み食、極刻み食、流動食などの形態が色々とあります。

 

例えば、あなたが介護される側として、しっかりと自分の目で献立を認識していないものを、原型のわからないものを、人の手よって次から次へと口に運ばれたらどうでしょうか?

 

介護現場の体質として、「介助して食事を全部食べてもらって満足」というマインドの職員がいるのも事実です。

 

食事って本当に人間にとっては、基本中の基本ですよね?

この食事のQOLというものを、しっかりと話し合える施設っていい施設だと思います。

 

「排泄」の介護について考えるべき事とは?

「オムツ交換が30人もいてさ~、また失禁の多いこと。いつもより30分も時間かかっちゃった。」

などのマインドが蔓延しているような施設は要注意です。

 

排泄介助は、本当に大変な作業です。介護士目線で考えると、本当に骨が折れる作業であります。

 

でも、ここでも主体性が抜け落ちていますよね?

 

排泄を介助されるなんて、誰しも願っていないわけで、不愉快且つ恥ずかしさの極みでしかありません。

 

「歳がいったから仕方ない・・・。」と入居者さんは思ってくれている事でしょうが、もしあなたが介護される側ならどんな風に排泄の支援をして欲しいでしょうか?

 

 

「入浴」の介護について考えるべき事とは?

排泄に近い点もありますが、恥ずかしさという点と、リフレッシュという点が特に大きい要素を占めます。

 

多くの入居者さんが入所されている施設では、その大人数を入浴介助するのに必死です。だから本当に流れ作業的に次から次へと回転させる施設も多いのではないかと思います。

 

私も初めてこの光景を目にした時は、「軍隊か・・・?」とさえ思ってしまいました。

 

入居者さんの中には、たまに風呂が嫌いな人もいますが、大体はお好きです。

その入居者さんのペースに合わせた入浴が検討できているでしょうか?

 

実際に実践するのは大変です。でも、施設全体で、「3大介護」の充実のために、そういったマインドで話あいが出来ているのか?というポイントが大切です。

 

いざ介護現場改革!何からどこから手をつけていくべきなのか?を考える

「いい介護」をしようとすると、本当に介護場面って多岐にわたり、どこから手をつけていいかわかりません。

 

だからこそ、上述してきた基本の3大介護から入るのが良いかと思います。

本当に介護の基本なので、この3つの充実を図れたらきっと他の場面への反映されていくはずです。

 

また、介護士さんが一番取り掛かりやすく、結果の出しやすいものを厳選するとすると、この3大介護の中でも、排泄から取り掛かるのが一番良いと思います。

 

排泄ケアをきちんと学び、実践に移していくと、

・尿や便失禁が少なくなった。

・お尻の皮膚状態が綺麗になった。

・感染症などで入院する人が減った。

などの結果が現れ始めます。

 

これって、入居者さん本人にとっても、介護士さんにとっても、また施設の経営にとっても、いい事づくめなんですよね。

 

つまり、WIN-WINなんです(^_-)-☆

 


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