
おはようございます。
笑う角には福来たる。
笑わせ介護士の八福です。
前回、身体拘束についての記事を書きました。
前回はその意味などについて主に書いていきましたが、今回は、ブログのタイトルどおり、介護士戦線24時です。
私が介護現場で入居者さんの24時間を見ている中で思ったことや、そこから発想した考えかたについて、身体拘束をテーマに書いていきます。
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身体拘束は「仕方ない・・・」では済まされない!
私たち介護士は、この身体拘束というものを、0にしないといけないわけです。
仕方ない・・・
では
済まされません。
いくら想像を絶するような精神疾患を患っているとはいえ、身の安全を守るためとはいえ、
なにせ相手は同じ人間です。
拘束していいはずがありません。
動物ではないのです。
いや、動物でもかわいそうですよね。
日常的に、よく問題行動と言われる介護士を悩ます行動をとられる数々の方と接しながら仕事をしていると、この辺の間隔が麻痺してきます。
だって、身の安全を守るためだから仕方ないじゃん
と豪語する人もいます。
でも、スーパー介護士になるあなたは、
「仕方ない・・・」は禁句にしてくださいね。
ひとたび「仕方ない・・・。」を自分の中に癖づけると、そこで思考は停止します。
もう一度言いますが、
相手は同じ人間です。
拘束していいはすがありません。
このマインドセットで日々の業務に取り組んでくださいね(^_-)-☆
「身体拘束0」の持つ社会的評価
間違いを恐れず言えば、日本って
精神病大国です。
こんなにうつ病患者が多い国はありません。
こんなに自殺者が多い国はありません。
だからこそ、2025年問題をもう目の前にしている今、これからもっともっと精神を患う要介護者が増えてきます。
そんな時、我々介護士が、身体拘束をしなくていいための知恵を全く身に付けていなかったらどうなるでしょう?
恐ろしいですよね・・・。
「仕方ない・・・。」のマインドでずっとやっていたら、2025年を迎える頃には、ほとんどの人が拘束されているなんて事に・・・(゚Д゚;)
ならないかもしれませんが、スーパー介護士を目指す我々は、そんな2025年になっても身体拘束0と言えるように、
常に「どうすればできるだろうか?」
といったマインドで頑張りましょうね(^_-)-☆
本当に実現できていたとしたら、あなたやあなたの勤める施設の社会的評価は恐ろしく高い評価を受けること間違いなしですよ(^_-)-☆
身体拘束をなくした私の実践例
前の記事でも少し触れましたが、私の実体験として、実際に身体拘束をなくした事例を少し紹介します。
おむつ外しの多い人のつなぎ服
病院から入居される場合によく見る事が多いです。サマリーにも「おむつ外しが多い」等の情報が書かれているのですが、入居されてから、普通の服に着替えて頂き、様子を見ると、確かにおむつ外しをされます。
しかし、そこにはやはり原因があるわけです。
ご本人ともよくコミュニケーションをとり、しばらく排尿の様子なども見ていくと、
その人の排尿の間隔や性格なども見えてきます。
すると、ある人に限っては、
単純に少し濡れただけで不快感
不快感だからおむつを外す
といったパターンも見えてきます。
それなら、その人にはその人に合わせたおむつ交換をしてあげる等の対策だけで対応できます。
車椅子に抑制帯を付けられていた人
車椅子から立ち上がり行為を繰り返し、職員たちから、
「立ち上がったら危ないから座ってー!!」
と言われるパターンの人ですよね。
それだけの理由で、車椅子から立ち上がれないようにする抑制帯が付けられている場合などもあります。
これも、ある人に限っては、腕の筋力などはあるかもしれません。
その人に合った歩行器を使用すれば、自力での歩行が可能かもしれません。
経管栄養の人の両手ミトン
これは、慎重にアセスメントや実践の繰り返しなどが必要となりますが、胃ろうや経鼻経管栄養になったからといって、
口から食べる可能性がなくなったわけではない
という事です。
ある疾病などにより、一時的なものかもしれません。
しかし、その一時的なものも、そのままにしておくと、廃用症候群になり、本当に口から食べれなくなってしまう事になります。
ここを見逃すと、
出来なくなった
ではなく、
出来なくさせてしまった
と捉えられても仕方ありません。
実際に結構いますよ。経管栄養から復帰して、口から食事が出来るようになった人たちが(^_-)-☆