
おはようございます。
笑う角には福来たる。
笑わせ介護士の八福です。
今日は、「介護士泣かせ?」といっても良い「急変」のお話をしていきます。
あなたがもし介護士をされている場合、利用者様の「急変」って経験した事ありますか?
私もそんな百戦錬磨というかっこいいものではありませんが、数々見てきました。
過去の記事でも書きましたが、私の初めての急変体験というものは、まだ介護現場に入って間もない頃に、一人で夜勤をしている時に、居室を巡回していると、ある入居者のおばぁちゃんがもう既に亡くなられていました。
もう、ほんっとに
頭が真っ白・・・
とはこのことかーーー!?と言わんばかりの動転ぶりでした・・・(;^ω^)
この介護業界はご存知の通り、人材不足から、「経験不問、資格不問」でもほとんど難なく就職出来る施設が多いです。
だからこそ、逆に怖いんですよね?
なにせ人の命を預かる仕事ですからね。
私が過去に渡り歩いてきた施設のどこでも感じた共通点は、「急変」って言わば一番の難所であり、一刻を争う一番スピードや適切さを要する場面であるにも関わらず、その為の教育って、あまりされていないという事です。
この記事では、あなたがもし介護施設などに勤める場合に、私のように激しい精神的ショックに陥らないように伝えるべき情報を伝えられたらと思っています(^_-)
急変を見つけるということ
病気などでも同じですが、とにかく急変は
早期発見
に限ります。
場合によっては、その数分の違いで命を救う場合もありますし、たとえ命があっても後遺症が残る場合もあるからです。
時に、「もう少し早く発見されていれば・・・。」と心ない事を言う人もいます。
急変を早期に見つけるポイント
では、どうすればいいのかと言うと、とにかく
・利用者様の表情・顔色をよく観察する。
・ささいな変化を見逃さない。
という事につきます。
他にも観察点は色々とありますが、とにかく、この2点が一番重要です。
本当に想定外の事もありますが、なにかしら予兆がある場合が多いです。
夜間帯の悪夢・・・にどう対応するか?
この介護業界では、「夜間帯に急変が多い。」といった定説めいたものもあります。
先ほど書いた私の初めての急変事例も夜間帯でした。
私の経験上、統計をとったら実際はどうなのかわかりませんが、確かに夜間帯に多い気もします(;^ω^)
でも、この夜間帯、真っ暗な居室に巡回しにいくわけですから、ささいな変化に気づきにくいんですよね・・・。
人によっては、口を大きく開けて静かに寝ていたり、たまに薄目を開けて寝ておられる人もいます・・・(;^ω^)
「うわっ!死んでる!」
と思って、声をかけると、
「う、うわっ!なんや!!」
と目を覚まされ、逆に怒られるような笑えない話もあります(;^ω^)
「夜勤の巡回は、入居者さんが死んでいないかどうか確認する為に行くんだ。」
と過去に先輩から教わったこともあります。
だからこそ、神経質にならざるを得ません。
夜間帯での巡回時は、入居者様の睡眠の妨げをしたくないのですが、特に
正常な呼吸をされてるかどうか
を確認してくださいね(^_-)
急変を感じた時は?
とにもかくにも、何らかの異変を感じたら、すぐに看護師に報告してください。
夜間帯などは、細かい観察もしづらく、何よりも、
看護師が常駐していない施設が多いです。
だからこそ、特に夜間帯などに何らかの異変を感じたら、
・声をかけ反応を見る
・バイタルを図る(血圧、脈拍、体温、SPO2など)
・呼吸状態を見る
を瞬時に観察する癖をつけて下さい。
そして、ありのままを正確に報告し指示に従ってください。
急変時の大切なマインドセット
とにかく我々介護士の仕事は、
死と隣り合わせの仕事です。
だから、間違いを恐れず言えば、
目の前の人は、いつ死んでもおかしくない
というぐらいの気持ちで日々の仕事を行ったほうが良いです。
そういう気持ちで挑んでいないと、初めて急変を味わった時の私のように、一気に胃が痛くなり、なにをどうしたら良いかわからず、頭が真っ白になります(;^ω^)
急変時には、「何時何分に、〇〇さんがどうような状態で、そして、どういった措置をとったのか。」などの詳細を適切に報告し記録にも残すという事が、介護士には求められます。
だからこそ、私のように頭が真っ白になっていては、仕事になりません。
そうならない為にも、日々の業務においても、以下のようなマインドセットで取り組まれると良いかと思います。参考にしてくださいね。(^_-)-☆
・目の前の人はいつ死んでもおかしくない。
・また、人は誰しもいつか必ず死ぬ。
・だからこそ、今この瞬間に、この人に出来る精一杯の事をしよう