
おはようございます!
笑う門には福きたる!
笑わせ介護士の八福です。
価値観・職業観・人生観
前回、価値観というものに触れました。
「価値観」
あなたはどういう価値観で働いていますか?
「だるいな~早く終わらないかな~。」
「決められた事を時間内に終わらせて給料をもらう。それだけ。」
「決められた事はもちろん、何か付加価値を付けれないかと考えている。」
「どうやれば、職員対利用者、職員対職員、介護現場対経営陣が、win-winの関係が築けるか。」
など、人によって考えている事は様々だと思います。
日本社会では、よく「マインドは経営者で、行動は自分の立場で。」といったような考え方が推奨されます。確かに経営者側からすれば、末端の職員までこんな考え方をしてくれたらありがたいですよね。そんな会社があるならば、グングン発展するでしょうね。
ですが、そこはパレートの法則が言うように、そんな優秀な考え方の出来る人は、きっと20%程度なんでしょうね。その20%が、他の意識の低い80%をグイグイと牽引しているような、そんな構図がどこの業界にも組織にも当てはまるのでしょうね。
私が介護業界に来て思う事は、80対20の割合は、99対1程度といっても過言じゃないか?と思うくらいの意識の壁があるという事です。運営母体が、社会福祉法人であり、NPO法人であったりすると、そこは営利企業ではないですからね、一般企業に比べると、どうしてもハングリーさや緊張感などの意識の差を感じてしまいます。
何となく守ってもらっている感や、努力して得た利益が、目に見えない「感謝」や「評判」といった抽象的な価値になっても、具体的数値になるわけではなく、利益の配分をして良いわけでもなく、といった動かない天井感など、経済的な面を考えると、どうしてもモチベーションは下がってしまうと思います。
回転率の高さと損失?
普通、回転率とは、お客さんの入りなどの事に使われますよね?
ですが、介護業界では、残念ながら職員の出入りで使われる事が多いです。
お客さんの回転率UPなら、もちろん売り上げ・利益が上がりますよね?
でも、職員の回転率が上がると、損失がUPします。( ゚Д゚)
介護職は、とにかく人手が足りないといった事から、求人広告で介護系を見ない時はありません。「資格・経験不問」は当然で、ほとんど誰でも採用します。
また、首脳陣はとりあえず採用し、後は完全現場まかせが多いです。
「我々は新しい職員を採用した。」
「仕事は完遂した。」
と言わんばかりにあとは何もしない首脳陣が多いです。
この職員の回転率(退職と入職の繰り返し)がすこぶる高い介護業界で、
全くの知識や資格や経験がない者に、ただでさえ毎日人手が足りない現場のベテランがどれだけ時間をとられるかなど、想像できる首脳陣はほんとに少ないです。
「職員の人員配置基準は満たしている。だから現場は回る。」
といった頭の人が多いです。
「なぜ、うちの事業所は離職率が高いのか?」
「なぜ、うちの事業所は新しく職員が来ないのか?」
など考える危機感をみじんも感じません。
基本「他責」です。
この姿勢は本当に困ったものです・・・。
※つづく