喘鳴は命の危険信号!?よくある原因とは?高齢者は超要注意な呼吸器系の話
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おはようございます。

笑う角には福来たる、笑福介護士の八福神です。

 

今日は、介護現場でも本当によく見る、「喘鳴(ぜんめい)」について書いてみたいと思います。

 

私たちのように若くて健康であっても、少々風邪を引いたりすると、ノドの奥の方というか胸というか、そこら辺から「ヒューヒュー、ゼーゼー」といった音が聴こえる時がありますよね?

 

でも、風邪の症状と伴って消失していきますよね。

 

だから、私もそこまでこの「喘鳴」というものを、重く受け止めていませんでした。

 

しかし・・・

 

これ、放っておくと超危険なんですね。

 

私も介護の仕事を始めてから、初めて知りました。

 

「喘鳴」とはどんな症状なのか?何が原因でどうなって起きるのか?

 

1.喘鳴とは?

喘鳴(ぜんめい)とは、簡単に言うと、常に呼吸をしている私たちの気道(空気の通り道)が、何らかの理由で狭くなって、「ヒューヒュー」「ゼーゼー」という音が出ている状態の事を言います。

 

たぶんこれは、あなたの経験していたり、周囲の人がなっているのを聴いた事があるのではないでしょうか?

 

2.喘鳴の「ヒューヒュー、ゼーゼー」の音はどういう時になる?

「喘鳴」による、「ヒューヒュー、ゼーゼー」の音は、

①息を吸う時に鳴っているのか?

②息を吐く時に鳴っているのか?

 

によって、原因の部位がある程度特定できるそうです。

 

まぁ、この辺りはお医者さんの範疇になるわけですが、我々介護士が最低限知っておかないといけない事を1つ挙げるとすると、

 

痰が気道に溜まって、気道が狭くなって喘鳴が聴かれている

 

という事です。

 

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「喘鳴」が聴かれたら、どういう危険が推測されるのか?

 

先も触れたように、喘鳴は息を吸う時や吐く時など、どの状態で鳴るのかによっても原因は変わってくるという事ですが、介護士が頻繁に目にする状態は、

 

痰が気道に溜まって、気道が狭くなって喘鳴が聴かれている

 

時です。

 

では、なぜ痰が気道に溜まっていくと危険なのかというと、

・空気の通り道がなくなり、呼吸ができなくなる。

・体の弱った高齢者は、自力で痰を出せない。

・痰に含まれるばい菌により、誤嚥性肺炎を起こす。

 

そう、呼吸苦でも誤嚥性肺炎でも、すぐに命に関わる事なんですね。

 

その為、少しでも入居者さんの喘鳴などを聴いたら、看護師さんに報告しましょう。

 

そして、呼吸がしやすい安楽姿勢を考えましょう。

 

 

 

介護士として、喘鳴時にすべき対処とは?

先ほども書きましたが、とにかく少しの異変を発見したら、すぐに看護師に報告してください。

 

しかし、最低限の対処は介護士としても行っていきましょう。

 

1.寝ている姿勢に対する注意

 

あなたが、介護現場にお勤めならば、きっと夜間帯も寝返りの介助などを行っているはずです。

 

しかし、人によっては、すぐに仰臥位(上向き)になる人もおられる事でしょう。

おまけに高枕状態で。完全に気道が確保されていない状態で寝ておられるような人もいます。

 

そういった姿勢は要注意です。

 

巡回に回ったら、窒息していた・・・

 

なんて、シャレになりませんほんと(;^ω^)

 

だから、息のしやすい姿勢というものを、常に考えながら介護にあたるように注意してくださいね。

 

2.痰を排出させる為のお手伝い

 

痰がゴロゴロと聴かれている入居者さんには、痰がどんどん気道や気管支へ入ってしまわないように、また少しでも痰が排出しやすいように、出来る限りのお手伝いをしてあげましょう。

 

基本的な事は、左向きにして背中をタッピングです。

 

左向きの理由は、右肺の気管支の構造上、右向きだと痰が流れ込みやすいというものです。細かい事はお医者さんや看護師さんに聞いてくださいね(;^ω^)

 

またタッピングとは、背中をポンポンと叩くことですが、痰が下へ下へ行かない様に、上向きに上げるようにタッピングをしてあげてくださいね。

 

他にも、吸引をしてあげる、サーチレーションを図るなどの行動もとれればベターですが、ここでは誰でもが行える対処だけに留めておきますね。

 

参考になったならば、即実践してくださいね(^_-)-☆

 


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